大幅アップで底上げを~最低賃金改定審議

臨時職員の実態、日給7000円・手取り13万円でほぼ最低賃金

 中央最低賃金審議会は7月22日に2020年度の最低賃金の目安額について「労使の意見の隔たりが大きく、目安を定めるに至らなかった」との結論を出しました。目安を示さなかったのはリーマン・ショック後の2009年以来です。

 北海道最低賃金審議会でも使用者側委員は、「最賃をあげる状況にない」と態度を硬化させています。最賃の引き上げ額が地方審議会に丸投げされたことを受け、道労連は27日夕方、札幌の中心街で「#最低賃金を1500円に0727さっぽろアクション」に取り組みました。

 建交労札幌合同支部の宮澤毅執行委員長は、「私たちの労働組合には、病院や介護施設の清掃、警備員、学童保育指導員、家庭教師、トラックドライバーがいます。コロナ禍の自粛要請の中でも休むことなく働くエッセンシャルワーカーの奮闘で私たちは生活を維持することができました。しかし、その多くが低賃金で働く非正規労働者です。安全・安心を守るため、今も最前線でたたかっているエッセンシャルワーカーのために、コロナ禍だからこそ最低賃金の大幅引き上げを求めます」と訴えました。

 全日赤北海道血液センター札幌労働組合の佐藤宏美執行委員長は、「私たち看護師はエッセンシャルワーカーであり、日本赤十字社の中にも正職員や派遣や臨時など様々な職員がいます。臨時職員1年目の賃金は、日給7千円台で、8時間で割るとほぼ最低賃金です。住宅手当も寒冷地手当もつかないので、手取り約13万円でとても苦しい生活をしています。少なかったボーナスを労働組合の団体交渉で約4倍に引き上げさせました。労働組合がなければ実現できなかったことです。最低賃金を引き上げるために絶対にあきらめないで一緒に声をあげましょう」と呼びかけました。

 道労連の三上友衛議長は、「コロナ禍で私たちの暮らしを支えているエッセンシャルワーカーの多くが最低賃金で働いています。社会的役割は高いけれど、社会的位置づけは低い状態に置かれているエッセンシャルワーカーの内実をとらえ、そのがんばりに応えるためにもコロナ禍だからこそ、最低賃金は凍結ではなく引き上げるべきです。北海道最低賃金審議会に対して、『独自性の発揮』と『大幅引き上げ』の実現を強く求めます」と強調しました。

 「1500円になったらすごいなあ!」「もっとほしいよね」「がんばってください」と若者たちがチラシを受け取り、声をかけていきました。

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