0204ローカル・ビッグアクション
自己犠牲は「無理ゲー」
ユニオンパワーで賃上げを
23春闘では、「がまんするしかない」「自分のことで精一杯」と思わされている労働者に、労働組合の持てる力を発揮して、コロナ禍での「がんばり」と物価高騰に見合うだけの賃上げを勝ち取りましょう。
「こんな状況が、いったいいつまで続くんだろうか..」
新しい年が始まって1か月が経とうとしていますが、4年目を迎えても尚、重苦しい空気を拭い去ることができていません。
いつ感染してしまうか、感染させてしまうかわからない。
仕事では、「黙食」など徹底した感染対策を行い、休憩中のささやかな楽しみ、くつろぎの場から「たわいのない話」が消え、職場でコミュニケーションを取ることすらもままなりません。
「クラスターが出たら責任を取れるのか」との支配的な空気が広がり、帰省をあきらめ両親や孫子の顔を見ることもできない、家族や恋人、仲間や友人たちとの「ちょっとした会食」すらも敏感に反応され、場合によってはピりついた空気になってしまいます。
患者のため。
利用者のため。
子どもや生徒のため。
市民のため。
どんな状況下でも、必死に現場を支えてきた労働者のがんばりを、自己犠牲で凌ぐようなやり方ではなく賃金や労働条件を改善させることが、どうしても必要です。
「大丈夫」なんかじゃない!
物価高騰に見合う賃上げを
コロナ禍で、明日へのエネルギーとなる「ささやかな楽しみ」をも我慢することを強いられ続けてきました。そこに加えて、ガス・電気料金、通勤等にもかかるガソリン代、食料や日用品など、働き、暮らしていく日々の営みに必要不可欠なものが全面的に高騰しています。
スーパーで、ガソリンスタンドで、「値札」を見るたびに「おい、おい、おい!」と言いたくなるほど、値上がりしています。これだけ物価が高騰してしまうと、「節約術」だけで凌げる状況ではありません。
物価が上がっているのに、賃金はほとんどあがらない。
年金額を0・4%引き下げ、高齢者の負担をさらに重くする。
「軍事費」だけはどこまでも増額し過去最大の防衛予算を計上する。
10年前と比べてみると、家計に占める負担割合のうち食費は2割も増え、保険医療費は5割も増えているのに、賃金や労働条件、生活は削られ続けています。
こんな日本社会の突出した異常事態を正すためには、物価高騰に見合う賃金の引き上
げを求める声を大きく、広くしていくことが大切です。
「もっと」と「せめて」もちより
大きなパワーを生み出そう
「みんなもガマンしてるし・・」と、もう声を押し殺してガマンする必要はありません。がんばり、怒り、希望を、声にして要求しましょう。
もっと賃金を。
せめて物価高騰分は。
もっと残業を減らす。
せめて夜勤を減らす。
もっと人手を増やす。
せめて公募はやめて。
無数にあふれている現場の声を、奥深くに押し止めている現場の声を、聞かせたいし、知らせたい。現場の声は、きっと誰もが共感する声だからです。
サッカーや野球などが行われる大きなスタジアムで、一人が叫んでも会場全体に届くことはありません。でも、大勢の人たちが声を上げると地鳴りのような大きな声となり、スタジアム自体を揺らすほどのパワーを生み出します。
一部の役員・代表者のがんばりだけでは、全体を揺るがすほどのパワーにはなりません。たとえ小さくても一人一人の「思い」と「要求」を声にして持ち寄ることで、その声を聞いた人、見た人たちが共感の輪を波紋のように幾重にも広げ、計り知れないパワーを生み出すことができます。
3月8日の回答集中日の約1か月前のこの時期に、「賃上げなしじゃ終われない」という労働者・労働組合の姿勢を経営者・財界に突きつけ、譲れないラインを下回るならストライキを含む実力行使でのぞむことを、これまでの延長線ではないとの構えを示すことが重要です。
そして、99%の人たちが賃上げを求めているということを、社会的にも共有していくことが重要です。あなたが要求を掲げ、声をあげることで、「私も、声をあげてもいいんだ!」と励まされる人がいます。「私も、一緒に声をあげたい」と共感・連帯してくれる人たちがいます。
2月4日の「ローカル・ビッグアクション」は、札幌駅前で、全道で、全国で、SNS上で「もっと」と「せめて」の声を持ち寄り、「#節約術より賃上げを」の大合唱を生み出し
ましょう。
道・札幌での行動
2月4日(土) 11時30分から12時までの30分間、JR札幌駅南口前で「#節約術より賃上げを」0204 ローカルビッグアクション@札幌を行います。
医療現場、介護労働者、子育て世代、清掃職場などから現場のリアルをスピーチします。
参加者は「要求カード」に各自が職場( 業種・地域) で改善・実現したい要求を書き込み、プラカードのように掲げ、一人一言アピール(司会がインタビュー形式で10 ~ 15 秒程度。要求カードを読み上げてもらう)を行います。
組合員ではない方、通行人の方にも呼びかけ、その場で「要求カード」に職場で改善・実現したいことを書いてもらいます。
地域での行動
苫小牧では2月4日(土) 10時から30分間、苫小牧市役所前でスタンディングを実施。終了後、市内の団地等へ「変えるリーフ」を戸別配布します。
Twitter デモ
リアル行動への参加が困難な方は、SNSで要求をアピールするツィッターデモに参加してください。
投稿する際は、ハッシュタグ「#節約術より賃上げを」「#労働組合ができること」この両方をつけてください。
要求カードにメッセージを書き、そのカードを持っている様子(職場など仕事の様子がわかるような場所、地域の観光名所・映えスポットなど、各自の条件で)を撮影してください。
撮影した写真データは、個人や単組(産別や地区労連なども)のアカウントで投稿するか、アカウントがない方や、「個人アカウントでの投稿はちょっと..」という方は、道労連事務局まで写真データをメールしてください。
写真撮影の際は、できるだけ「一人ずつ」映るようにしてください。職場単位など複数人や集団で撮影すると、一人ひとりの要求カードの文字が小さすぎて見えなくなってしまいますのでご注意ください。
道労連事務局
メール info@dororen.gr.jp
ツイッター @DOROREN1060
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