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執筆者の写真道労連 DOROREN

欲しいんじゃない。必要なんだ。春闘統一行動に立ち上がる!

“28円ストライキ”を決行

医労連・道北勤医労


 2022年春闘の一斉行動日である3月10日、氷点下2度の旭川で医療・介護労働者がストライキを決行しました。譲れいない要求を掲げてストを構えて立ち上がったのは北海道医労連・道北勤医労の組合員です。

 3月9日夜、回答指定日に18名が参加して団体交渉を行いました。22春闘の「譲れない要求」として掲げた「余力のある人員体制」「ベースアップ」要求、特に回避基準である正職員賃金4872円、パート等時間給28円の引上げの要求を満たさず、朝8時45分から9時15分までの30分間「指名ストライキ」に突入しました。

 道北勤医労の宮澤書記次長は、「だんだん生活が苦しくなってきているため、生活改善と労働者の賃金を引き上げたい。そのためにも、声をあげて訴え続けていくことを継続していきたい。」と決意を語っています。



※28円ストライキとは? (詳細は「北海道労働情報NAVI」参照)




 

現場場がまわらない!要員確保求めスト

医労連・オホーツク勤医労


 北海道医労連・オホーツク勤医労は、人手が足りず急迫する現場状況を改善するために、人員増や欠員補充を求めていましたが、理事会から前進回答が得られなかったためストライキを決行しました。


 同労組は「コロナ禍も平時も医療介護職場のマンパワーは足りません。まともな、そしてより良い医療介護が提供できるためには、現行補助金の範囲を拡げてケア労働者の全体の賃上げが必要です!」と改善を求めたたかっています。


 

ケア労働者の大幅賃上げ署名スタート

北海道勤医労  3月10日、医療・介護・福祉・保育で働くすべての労働者の「月4万円以上、時間給250円以上の賃上げを」を求めるネット署名(Change.org)がスタートしました。この署名は、北海道勤医労が発信者として呼びかけているものであり、道労連も2月26日に開催した第8回執行委員会で賛同団体となり、紙ベースでの署名とあわせて取り組みを広げることを確認しています。


 ケア労働者は、コロナ禍で自らの健康と生活をなげうって、国民の命と暮らしを守るために激務のなかで必死に奮闘しています。「使命感・責任感」では支えきれなくなり、退職者が続出、深刻な事態になりかねないのが現場の実情です。

 すでに職場からは「毎年の定期昇給にも満たない」「職種限定では職場に分断を持ち込むものでチームワークが保てない」との声が上がっています。国民の命と暮らしを守るためには、ケア労働者が働き続ける賃金、命をあずかる社会的な責任と労働の内容に見合う賃金水準への抜本的な引き上げが必要です。


 職場・地域の中で、「ケア労働者の大幅賃上げ」署名の賛同・取り組みを広げてください。




ケア労働者の大幅賃上げ署名QRコード






 

9千円では足りない!怒りの一斉行動

福祉保育労道地本


 福祉保育労は、3月10日の一斉行動日を「3.10福祉職員怒りの賃上げ・増員アクション」として位置づけ、「#9千円では足りません」「#福祉職員の増員を」などの要求を掲げ、全国・全道各地の職場・単組で様々なアクションが展開されています。


 ゆりかご保育園分会は、要求の柱の一つに定年後の再雇用での差別的な待遇是正を掲げ、「常勤臨時保育士は63歳まで本俸の9割、それ以降は8割支給、パートは時給1,400円」との回答を引き出しました。要求前は6割程度の賃金水準にとどまり、パート時給は1,100円だったことをふまえると、大幅な引き上げを勝ち取っていることは重要です。


 また、福祉保育労道地本は、道労連の提起を受けて加盟単組へ「ロシアによるウクライナ侵攻の即時徹底を求める職場決議」を上げることを呼びかけ、北海道ろうあ連盟職員組合など各職場から続々と決議があがっています。


 福祉保育労道地本の中川喜征副委員長は、「コロナ禍で、職場のクラスター発生や組合員の感染など大変な状況の中でも、現場では『子どもたちや利用者を守りたい』との思いは益々強くなっている。ひとつ、ひとつの職場のたたかいを、現場の切実な声を『団結の力』で紡いで要求前進につなげていきたい」と決意をあらたにしています。


 

内部留保取り崩して大幅賃上げを!

ロシア軍はウクライナ侵略やめよ!

札幌地区労連  札幌地区労連はJR札幌駅南口広場で3.10全国統一行動日に昼休み宣伝行動を行いました。主催者あいさつで赤坂正信札幌地区労連議長は、「コロナ禍でエッセンシャルワーカーである医療、介護、福祉、保育の現場ではたらく人たちの負担やリスクが増しているもと、先が見えない中で働き続けている。他産業と比較しても賃金はとても低い。466兆円の内部留保を、ほんのわずか取り崩すだけで大幅賃上げはすぐにできる。一緒に声をあげましょう」と呼びかけました。また、ロシア軍のウクライナ侵略を厳しく糾弾し、「ひとり一人が『反戦』『平和』の思いを声にすることで大きなうねりになる。国際世論でロシアを包囲しよう」と訴えました。


 医療現場からは全日赤札幌血液センター支部の佐藤宏美委員長が、医療現場の人手不足で過密化する職場実態を告発し、4万円の賃上げを実現するために奮闘するとの決意を語りました。


 福祉保育労道地本の岡秀子書記長は、職場でクラスターが多発し、仕事の量も負担も増えて大変になっている現場実態を訴え、「9千円では全然足りない。大幅賃上げと合わせて、増員を実現するためにたたかう」と述べました。


 自交総連北海道地連は、オール歩合に加えてコロナで観光客や外出が減り、タクシー労働者の収入は最賃ギリギリです。最低賃金を1500円・全国一律制度にすることが必要だと訴えました。最後は参加者で大幅賃上げ、戦争反対のコールで市民にアピールしました。




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