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労働者の団結こそ力!第96回メーデー

  • 執筆者の写真: 道労連 DOROREN
    道労連 DOROREN
  • 13 分前
  • 読了時間: 5分

「「誰もふみつけにしない、させない社会」をめざそう!


 五月晴れとなった5月1日、「第96回メーデー北海道集会」を札幌市・中島公園「自由広場」で開催しました。

 会場には40労組・団体から1500人が参加しました。満開の桜のなかをデモ行進し、ひとり1人の要求を掲げながらアピールしました。

 また、全道各地でメーデー集会が行われ27会場・3300人が参加しました。



一人の力では困難でも団結の力で変えられる


 開会にあたり、メーデー実行委員会委員長の三上友衛・道労連議長から挨拶。「春闘でも大企業と中小企業の賃上げに大きな格差が生じており、産業や雇用形態、性別による格差も無くなっていないなかで、強い人、儲けを出せる人、声の大きい人が誰かをふみつけにする社会を変えることが必要です」と強調。

 職場や地域にあふれている要求は、互いに叩きあうことや、誰か1人の力で実現できるものではなく、「メーデーには、1人では解決・実現できない課題や要求を、団結の力で改善させてきた歴史と力がある。労働者の要求で団結、連帯して声を上げよう!」と呼びかけました。



悪政にNOを突き付け暮らしまもる政治へ


 来賓として、日本共産党から紙智子参議院議員が激励に駆けつけ、7月の参院選で比例代表での立候補を予定しているはたやま和也前衆議院議員、北海道選挙区での立候補を予定している宮内しおりさん、札幌市議団のみなさんも一緒に登壇しました。

 紙さんは挨拶の中で、「今、この物価高騰からどうやって暮らしを守っていくのかが問われています。大軍拡を優先して、アメリカから無茶なことを言われてもNO!と言えない。こんな自民党政治に対する怒りが広がっている中で、こんな政治はもうダメだと“NO!”を突き付けていきましょう。すみやかに最賃1500円にして、1700円へと引上げさせていきましょう。1日7時間労働も実現しましょう!」と団結の力で、要求を大きく前進させようと呼びかけました。



医労連へエール

命と暮らし守る大切な仕事。医療・介護の予算増と賃上げを!

新婦人札幌中央支部 福島なぎさ さん


 私の母は、自宅でお風呂介助を受けていました。母に声をかけながらお風呂に入れてくれ、いつも母は安心して気持ち良さそうにしていました。お風呂介助は家族ではとてもできない仕事です。

 入院の時には、看護師さんが丁寧に接し、母は穏やかに最後を迎えることができ、とても感謝しています。

 介護現場では、訪問介護事業所の空白地域が増えている、養成校の定員割れが起きている、産科・出産施設はこの30年間で全国の6割にあたる1041市町村でゼロになっています。安心して子どもを産めない状況になっています。

 病気になったら、介護が必要になったら、入院も近くの病院に入れない、介護が受けられないのではと不安になります。

 命と暮らしを守る大切な仕事です。「医療・介護に手厚い予算を、賃金を上げて!」~ともに声をあげ、行動していきましょう。



新婦人へエール

女性の貧困問題はケア労働者に直結する課題

道医労連 濱谷 和子 さん


 私が看護師になったのは、両親から女性は男性に比べて給料が安いので、一人で生活していくためには賃金の差がない職業にするよういわれたためです。

 新婦人のみなさんは女性の願いで行動する団体として60年以上前から「ポストの数ほど保育園所を」「結婚退職や30歳定年制に反対」最近は、「生理用品をトイレに設置する」活動で自治体に要請しています。

 生理用品をトイレに置く活動を初めて聞いたときは、その視点に驚き、また、女性の貧困について、考えてこなかった自分に気がつきました。

 私たち医療・介護・福祉のケア労働は、「女性の仕事」として、安い賃金にされています。女性の貧困問題は、すべてのケア労働者に直結する課題です。ケア労働者のそして女性の低賃金を改善する運動を共にすすめましょう。



建交労へエール

人と物をつないでくれるライフライン確保の大切

道農協労連 熱海 翔平 さん


 建交労の皆様にエールを送ります。日頃より、私たちが安心・安全で日々を暮らせるため、生活に欠かせない住まいや商業施設、運輸をはじめ様々な業種からのライフラインを提供していただきありがとうございます。

 私はもともと、オホーツク地方のとある田舎の町に住んでいましたが、かつてはネット通販が必須の環境でした。人と物を繋ぐために日々奮闘している様々な業種の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

 私たちが安心して暮らせるために、日々過酷な現場で奮闘している方々が、安心して働ける職場づくり、賃金や生活基盤の改善、社会的地位向上のためにも、全力で建交労を応援します。


農協労連へエール

安全なへの感謝でいっぱい。農家の価格保証・所得補償を!

建交労道本部 西浦 千春 さん


 道農協労連のみなさんにエールを送ります。日頃から、私たちの食卓においしいお米、おいしい農産物を届けてくれ、また、北海道の農業·地域経済を守る取り組みも進めていただきありがとうございます。

 私は土曜日の夕方から放送される北海道の農業や酪農を取り上げるテレビ番組が好きで、毎週見ています。農家や酪農家のみなさんが苦労しながら安全な「食」を届けるための努力を日々されてること、そして消費者へ愛情を込めながら仕事をされている姿を見ると感謝の気持ちが沸き上がってきます。

 米の値上がりが止まらず、本当に困っています。我が家はお米屋さんからお米を買い、炊飯器ではなくガスでお米を炊いています。北海道のお米は本当においしいです。

 農家のみなさんの価格保障·所得補償も実現させながら、安心で安全なものを家族に食べてもらうためにも、全力で道農協労連を応援します!



参加者も沿道も盛り上がる!

エール交換の後、デコレーション・プラカード紹介、恒例の「餅まき」と「抽選会」はおおいに盛り上がりました。北海道合唱団による「うたごえ」でデモ行進を送り出し、サウンドデモでは仕事中の人や観光客など、たくさんの人たちがスマホで撮影したり、手を振り返すなど笑顔やリアクションがあちこちで見られました。




第96回北海道集会の写真(撮影:吉岡 俊介 氏)



全道各地のメーデー























 
 
 
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