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  • 執筆者の写真道労連 DOROREN

2022年新年のメッセージ

「なんとかしてほしい」の声に応えパワーアップする1年に


 全道の組合員のみなさん、あけましておめでとうございます。

 コロナ禍のもとでも自らと家族の健康を守りながら、地域と職場で労働者の雇用と暮らしを守るために声をあげたみなさんの奮闘に、心から敬意を表します。

今年も感染対策から「道労連旗開き」を行えないことから、組合員のみなさんに新年のメッセージを送らせていただきます。


 感染拡大から丸2年が経とうとしています。儲け・効率だけを優先し、労働者の賃金を下げ続け、医療・介護、保育、公務員を減らし続けてきたこれまでの政治・社会の間違いが明らかになりました。労働者の4割近くを占める非正規労働者が真っ先にシフト減や職を失う事態となり、学生はフードバンクに列をなしています。こうしたもとで夏の東京五輪は強行開催され、その後に第5波の感染拡大が発生しました。


 昨年、道労連は全国の「いのちまもる緊急行動」や「最賃アクションプラン」に結集し、声をあげ続けました。当事者の声を集め、いのちとくらしをまもる訴えを広げました。その結果、北海道の最低賃金は、一昨年の「ゼロ円」改定を乗り越え、3.3%・28円の引上げを実現し、政府に「看護・介護・保育労働者の賃上げと学童保育拡充」を明言させました。総選挙では、野党の共通政策に「時給1,500円実現」が盛り込まれました。さっぽろ青年ユニオンの子育て緊急事態アクションが、小学校休業等対応助成金の個人申請を実現させました。声をあげ続けることで確実に要求を前進させていることを確信にしようではありませんか。


 全道の組合員のみなさん、いまこそ労働組合・道労連の出番です。

「なんとかしてほしい」の声は、職場に、地域に、ネットにあふれています。この声を「仕方ない」としまい込まず、労働組合に入って「みんなで変える」に変化させることが必要です。職場に労働組合があることで、雇用や働くルールが守られている。そうした実感がみなさんの中に必ずあると思います。現場の「なんとかしてほしい」を要求にして、さらなる前進を勝ち取りましょう。

 同時に、職場・企業内のたたかいには、限界があります。いまこそ「声を上げていいんだ」「労働組合なら実現できる」ことを広げ、労働組合に入る仲間を増やして、労働組合をパワーアップしてより大きな前進を実現しましょう。私たち労働組合が声をあげ、たたかってこそ労働者・国民のいのちとくらしを守ることができます。大変な時だからこそ助け合い、力と知恵を寄せ合って、コロナ禍を乗り越え労働者が大切にされる社会を実現するために奮闘しましょう。


2022年新春

北海道労働組合総連合

議長 三上 友衛



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