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「立憲主義」の理解 ひろげることが大切

気づきと学びがたくさん!「憲法を100倍おもしろく学ぼう!連続講座」

 憲法を守りいかすたたかいとして、改憲阻止の世論と運動を広げていくためにも学習運動を推進していくことを重点に位置づけ、憲法の本質をおさえつつも、わかりやすく、おもしろく学べる場をつくることを目的に「憲法を100倍おもしろく学ぶ連続講座」(共催:道労連/北海道憲法共同センター)の第1回目(全4回)を2月18日にオンラインで開催しました。


 講師の川原茂雄さん(札幌学院大学教授/戦争させない市民の風・北海道)は「かわはら先生の憲法出前授業 よくわかる改憲問題~高校生と語りあう日本の未来」(明石書店)の著書でご存じの方も多く、道労連や加盟組織でも憲法学習会などで講師をお願いしてきた方です。「そもそも憲法って何だ?」「憲法を守らなければならない(義務を負っている)のは誰か?」「なぜ憲法は国家(権力)を縛るのか?」「憲法って何のためにあるのか?」などの基本的なことについて、わかりやすさの中にユーモアと情熱を交えて講演しました。

 

 とくに重要なポイントして、日本人に立憲主義が浸透していないという点を強調しました。世論調査で、改憲反対と答える人たちですらも立憲主義を理解していない結果が紹介されると参加者は一様に驚愕しました。多くの有権者が、「政府は、現実の必要に応じて、憲法の文言にとらわれず柔軟に制作決定すべき(されている)」と考え、解釈改憲がまかり通る状況にあるからです。「日本国憲法を変える、変えないを論議する前に、まずは『立憲主義』を理解すること、確立することが重要!」との川原先生の指摘は極めて重要です。すでに「改憲」に反対している人たちの視点ではなく、運動のあり方、伝え方を根本的に見直す必要性があります。

 また川原先生は、憲法について学校の中では「テストのための暗記問題」としてしか扱われず、憲法を考える、実践する場面がほとんどないことや、教員ですらも理解していない人が多いことなど、自身が高校教員だった経験も振り返りながら学校の中で、憲法をどう伝えるか、実践するかということの大切さを語りました。

 

 参加者からは、「立憲主義が理解されていなければ、いくら改憲反対を唱えても広がらないことがわかった。職場の中でも『権力者を縛る』ことの意義と実感が広がるような運動が必要だと思う」「労働基準法は、権力者であり使用者を縛る構成になっており、立憲主義的な視点があると思う。その労基法が職場では無視され、守られない状況がある。時には、労働組合がある職場ですら起きている。これでは立憲主義の大切さを感じることは難しい。職場の中でも権力者である使用者を縛る、規制することを徹底することで立憲主義の大切さを感じられる場面を広げていきたい」などの感想が出されていました。


 次回の講座は、3月14日(月)です。ぜひ、ご参加ください。

 (※憲法連続講座のお知らせはこちら



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