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  • 執筆者の写真道労連 DOROREN

衆議院北海道2区補欠選挙の結果について

 道労連は、今回の衆議院北海道2区補欠選挙を、「強権政治を転換し、いのちとくらしを守る新しい政権をつくろう」との全労連総選挙闘争方針に結集し、市民と野党の統一候補である立憲民主党の松木けんこう氏を支援してたたかいました。松木けんこう氏は、政党では国民民主党、日本共産党北海道委員会、社会民主党、労働団体では道労連、連合北海道、市民団体では戦争させない市民の風北海道が一致して支援しました。政策協定には、「政権交代実現に最大の努力をする」との画期的な内容が盛り込まれ、参院選の長野、広島両補欠選挙とともに総選挙の前哨戦として全国的に注目が集るなかでたたかわれました。

 選挙の結果は、投票率30.46%のうち松木けんこう氏が59,664票(得票率43.7%)を獲得し、次点の候補者に32,309票の大差をつけ圧勝しました。


 2区補選は、自民党の前農水相が収賄疑惑で起訴され、議員辞職したことを受けて行われました。また、菅政権発足後初の国政選挙であり、相次ぐ「政治とカネ」問題の審判と、新型コロナウイルス対策が大きな争点となりました。いっぽう、自民党は国民の批判を避ける狙いから、「不戦敗」を決め、道民への説明と謝罪を行わないまま候補擁立をしませんでした。

 道労連は、政府の自助・自己責任を押し付ける「感染対策」が続くもとで、労働者、国民のいのちとくらしを守る、雇用と生活保障、医療、介護、福祉、保育、教育の充実、公務員定数増などの要求を掲げてたたかいました。松木けんこう氏は、「生活を守る八策」として、医療機関、医療従事者の減収補填や保健所機能強化、学生に最大20万円支援金支給と学費免除など、公的支援の拡充政策を掲げて奮闘しました。


 北海道2区、長野、広島すべての補選で市民と野党の共闘で勝利した選挙の結果には、自公政権NO!の審判と、政権交代を含む市民と野党の共闘の発展への期待が込められています。

 道労連は、労働者の要求実現のために、市民と野党の共闘で勝利した2区補選の流れを総選挙に引き継ぎ、広範な道民と力を合わせて「カネは届くが労働者の声は届かない政治」から、「現場の声が届く政治」に転換すべく全力をあげる決意です。


 

2021年4月26日

北海道労働組合総連合

議長 三上 友衛

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