心をつなぎ、一緒に声をあげよう
11月22日に札幌市内で道労連女性部第31回定期大会を開催しました。新型コロナウイ
ルス感染拡大のもと、地方の代議員の皆さんには委任状をお願いし、札幌市内のみなさ
んには検温・換気・消毒を十分行った上で、限られた人数の大会としました。
小田島佳枝女性部長の挨拶
「コロナウイルスの影響は、女性労働者を直撃しています。今日、参加されたみなさんをはじめ、多くの女性たちがコロナ対策の最前線で働く医療や介護、保育、教育などエッセンシャルワーカーとして社会生活を必死で支えています。
コロナ禍でより鮮明になったのが、職場に労働組合があるか、ないかによって労働者が置かれる状況が大きく変わるということです。『雇用と賃金を守れ』と立ち上がった労働組合のたたかいは、労働者を守り、『組合があってよかった』という確信を広げています。
しかし、労働組合のない職場では、女性たちは雇止め、休業補償がされない、賃金・一時金がカットされるなど、雇用の調整弁として真っ先に切り捨てられても声をあげることもままならず、あきらめと大きな不安や困難を抱え、苦しい状況に追い込まれています。
今、労働組合が『労働者を守れ』と声をあげ、行動することは、決して不要不急ではありません。コロナ禍だからこそ、自分たちのまわりの働く女性に、『一人じゃないよ』と声をかけましょう。
同じ悩みをもつ仲間がたくさんいます。集まることはできなくても、心をつなぎ、要求を集めて、仲間を増やし、一緒に声をあげ続け、『団結』を力に、『連帯』の輪を広げましょう」と挨拶しました。
道労連、全労連女性部、札幌市職員組合女性部、新婦人道本部、道母親連絡会、道平和婦人会、北商連婦人部協議会、日本共産党北海道委員会の皆様からメッセージが寄せられました。
「労働組合は最大のセーフティネット」
~桑田伸子事務局長の方針提案
女性労働者をとりまく情勢と職場・地域のたたかいを報告し、「コロナ後の社会は、大企業や富裕層の利益が優先される経済社会にさらに突き進むのか、それとも、労働者・国民が人間らしくくらせる社会へと変えていくのかが問われています。
賃金を引き上げ、野放しの残業を規制し、『8時間働けばふつうにくらせる社会』の実現と、非正規差別をなくし、無期雇用転換、同一労働同一賃金をかちとっていく運動をすすめ、人手不足や競争主義でバラバラにされている職場を変え、ハラスメントを職場・社会から根絶しましょう。
労働運動としてもジェンダー平等をすべての方針につらぬき、憲法と教育を守り、民主主義を破壊する策動を許さないたたかい、原発ゼロ、消費税減税をめざし、社会保障制度の全面改悪を許さないたたかいを職場・地域で繰り広げましょう。
今こそ、仲間をふやし、強く大きな道労連と女性部を確立しましょう」と、方針提起を行いました。
代議員のみなさんからは、コロナ禍での職場の厳しい実態や、悩みながらも、一人一人を大切にしながら活動している様子が報告され、参加出来なかった代議員さんからは文書発言がありました。
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