『つぶやき』を『希望』と『力』に変えよう!
- 道労連 DOROREN
.jpg/v1/fill/w_320,h_320/file.jpg)
- 2 日前
- 読了時間: 5分
第97回メーデー北海道集会に40労組・1300人
5月1日、「第97回メーデー北海道集会」を中島公園・自由広場で開催。全国では、悪天候のもとで集会やデモの中止もあったなか、札幌では風は強かったものの、あたたかな春の日差しの中で、40労組・団体から1300人が参加して行われました。(撮影:吉岡俊介)

たたかうことで、必ず要求は前進する。
【実行委員長挨拶】 三上友衛 道労連議長
集会参加のみなさん。いま世界では「戦争が日常」になりかねない事態が続いています。高市政権は改憲や武器輸出解禁など「力による支配」を認め、戦争への道に突き進もうとしていますが、日本は対話による解決を示すべきです。
職場からは物価高騰による嘆きが聞こえます。政府は賃上げを後押しするどころか、メーデーの起源である「8時間労働制」を破壊する規制緩和を狙っています。しかし、私たちの「つぶやき」を共有し、声を上げ続けることで、北海道の最低賃金を1,075円まで引き上げさせてきました。たたかうことで、必ず要求は前進します。
労働者の連帯をさらに広げ、8時間働けば人間らしい暮らしができる社会、戦争のない平和な世界を実現しましょう。世界の労働者万歳!メーデー万歳!

現場の「つぶやき」から見えた、私たちの変えたい「未来」
今年の参加者からのスピーチ企画のテーマは、職場や暮らしの中で感じている不満、不安、怒りなどをつぶやきにして、それをどう変えたいかという希望、要求をセットでスピーチするというものです。要求は誰もが持っていますが、それを認識できていない人々が少なくない中、職場や生活の中で感じている愚痴、不安、不安、怒りなどをつぶやきとして表現し、そのつぶやきこそが実は要求という希望につながっているということを伝えようとの意図です。
会場に響いたのは、職場で、家庭で、そして財布を握りしめる手から漏れる「つぶやき」です。「給与3割減」「灯油が買えない」「パワハラ上司はいらない」。一見バラバラに見えるこれらの言葉を紡ぎ合わせたとき、そこには「当たり前の生活を取り戻したい」という強烈な希望が浮かび上がりました。

還暦を過ぎても「100%の力」、給与は3割減
学校現場から、高教組の伊藤さんが制度の歪みを告発しました。
「去年還暦を迎え、再雇用で働き続けています。仕事内容は変わらないのに、給料は3割減。でも、生徒を前にして仕事を7割に抑えるなんてできません。常に100%以上で向き合っているんです」と訴えた高教組。深刻な教職員不足の中、ベテランの「やりがい」を搾取し続けるシステムの限界が露呈しています。

引っ越し業者も捕まらない..
全労働北海道支部からは、ハローワーク職員など、数年ごとの全道転勤に翻弄されています。稚内、釧路、浦河。内示はわずか1、2ヶ月前。「引っ越し業者も捕まらない。せめて事前に場所がわかる『ブロック転勤』や、個々の事情への配慮が必要」と求めました。

軍事費を暮らしにまわせ
年金生活者たちが置かれた状況も深刻です。
●「灯油代が心配で、一日中お布団に入っている」
●「支給日までは米と卵だけ。欲しがりません」
年金者組合の報告によれば、女性の8割が年金受給額100万円未満。そこに「防衛所得税」の足音が迫ります。「軍事費を削って、暮らしにまわせ」という叫びは、もはや政治論争ではなく生存権の主張です。

奪われる「公共」と「安全」への怒りと誇り
北海道の大動脈である「鉄路」と、市民の足を支える「交
通」にも暗雲が立ち込めています。JR北海道の路線存続危機について、「不便にしない」という民営化時の約束はどこへ行ったのか。鉄道の上下分離での運行提案は、沿線自治体の負担が重く結路の維持・存続を諦めざるを得なくなります。
建交労鉄道本部は政府に約束を守れ!鉄路をなくすな!と「オール北海道で声を上げよう」と呼びかけます。

また、ライドシェア(白タク)解禁について、「世界で強盗や性暴力が多発している危険な制度を許さない」と、自交総連は安全の崩壊に警鐘を鳴らします。

なぜ今、私たちは「つぶやく」のか

「家父長制の毒が、より強力な形で復活している」
新婦人が紹介した国連事務総長の言葉です。
ジェンダー平等や平和を訴えることが「政治的な偏向」と叩かれる空気。しかし、現場では着実に変化も起きています。

北海道教育大学では「子連れ出張の旅費支給」を勝ち取りました。
「つぶやき」を一人で抱えれば単なる「愚痴」で終わってしまいますが、集まって叫べば、それは社会を動かす「要求」と「力」に変わります。
「錆びたハサミのように、全くチョッキン(貯金)できない」という共産党・はたやま和也さんの皮肉めいたジョークに、会場から苦笑が漏れます。でも、その笑いの裏には「もう限界だ」という共通の認識がマグマのように溜まっています。

「平和こそ最大の福祉。戦争よりお花畑のほうがずっといいじゃないですか」

北商連が放ったこの一言に、今年のメーデーへの思いが凝縮されていました。
軍事費GDP5%(35兆円)― ―4人家族で年間112万円の負担という具体的な数字を前に、私たちは「つぶやき」を「希望」に変えるための連帯を広げていくことを共有するメーデーとなりました。
現場の声は、地域の希望。
現場の声を拾い上げると、この国が「働く人」をいかに軽視してきたかが浮き彫りになります。医労連が語った「余裕があればミスが減り、健康に長く働ける」という言葉こそ、経済成長の真の土台ではないでしょうか。
「患者さんのベッドサイドでもっとゆっくり会話ができるようになる」との願いは、医療現場で働く人はもちろん、地域に住む私たちの希望そのものです。

団結こそ力
各団体から提供してもらった「抽選会」後は、いよいよ恒例の「団結餅まき」へ。おおいに盛り上がりました。
今年は、「富の再配分」をテーマに加えて、複数の餅を取ることができた人は、まだ餅を取れていない人にシェアしようと呼びかけました。参加者は無我夢中で餅を追いかけ、歓声や笑い声が随所から沸き起こりました。
集会後のデモ行進は、7グループに分かれて狸小路までアピール。沿道から手をふる人やスマホで撮影する人など、「万国の労働者」との団結を広げる日となりました。




コメント